7月に入りました。もうすぐ夏休み。
かんたん。
『もの』の欄には、研究対象になるものを書きます。
好きなものを羅列するでも、インターネットとかで探した小学生のやった自由研究集みたいなやつから書き出してもいいし。
そして、そのそれぞれの欄に番号をふります。
今回は両方15個ずつに。
同じ数ずつでなくて構いません。
それぞれの項目が多ければ多いほどアイディアは増えますが、決まりはありません。
それぞれ10以上くらい〜で大丈夫。
そして、先ほど書いた『もの』の欄と、『調べること』の欄を組み合わせます。
番号を書いたくじ引きを作ってもいいですし、家族に項目を見ずにランダムに好きな番号を言ってもらっても構いません。
今、適当に8と2を選んでみると、
『8 よごれ』という言葉と『2 育つ』という言葉が。
ここで、たまたま出来た組み合わせで『よごれが育つ』で考えられる研究を考えみます。
わたしは、カビが育っていく様子の研究などが浮かびました。
カビといってもいろんな種類がいるので、食べ物のカビの研究でも、お風呂のカビの研究でもいろんなものができるなーとか、考えます。
考えたことはメモ。
いくつかやってみるとこんな感じに。
これはいけそう!という組み合わせもできるし、何だこれは?!という変な組み合わせもできます。
が、変に感じるものほど新しい組み合わせです。そこから新しい案がでる可能性もありますから、変なものほどよいくらいの気持ちでどんどん組み合わせて。
例えば今回わたしは、14×3の組み合わせでできた『種×ひっこす』な組み合わせをみて、
「種のひっこし…あーオナモミとかドロボウみたいな、服にくっつく実の研究ができるかも。何故くっつくのかとか。
あれ、実の先がカギみたいになってるんだよなー。それをきっかけにマジックテープが発明されたって、この間読んだ本に載ってたなー。
あ、マジックテープの研究もできるかも…」
なんてことが頭の中に浮かんできました^^
頭の中に微塵もなかったマジックテープに行きついたのも、このアイディア出しのおもしろさです。
これだ!というものが出てくるまで、これを繰り返してみると、新しくておもしろいテーマが見つかるかもしれません。
この方法、テーマができなくて頭も手も止まっていた3年生の子たちと実際にやったところ、ゲーム感覚でわくわく組み合わせはじめました。
そして、なんと9割以上の子が30分以内に自分の力でそれぞれ納得のテーマをつくれてにっこにこでした。
理科の自由研究の宿題にお困りのお子さんたち、保護者の皆さんも、うそだーと思ってぜひ試してみてください。
実験や観察を熱心に行うには、自分が本当知りたいと思えるテーマを見つけること。
結果がわかってしまう本やネットによくあるネタじゃなく、自分オリジナルのテーマを見つけて今年はぜひいつもとは違う夏にしましょう。
こういう本も、アイデアを出すのに役立ちます。